レーザーによる変位測定

この事例は、レーザー変位計を使って対象物を計り、形状を管理するためのプログラムです。 お使いのレーザー変位計は計測結果をCSVファイルに出力できるタイプでしたので、サンプリングはレーザー変位計に任せ、取得したデータを分析します。

ソフトウェアを導入する前は、レーザー変位計から出力したファイルをMicrosoft Excelで読み込み、グラフを描画して目視により評価を行っていました。 評価ファイルが少ない場合は問題を感じなかったのですが、データ数が増えることによって1名で対応することに限界を感じ、評価担当者の増員を行いました。 もともと目視による評価であったため若干の評価のばらつきがあったのですが、増員によってさらにばらつきが大きくなりしました。 信頼度の向上のためにもばらつきをなくすことを目指し、ソフトウェアの導入を検討しました。

ポイント.

自動分析と手動分析

効率よく大量の測定結果を処理する場合は、ソフトウェアによる自動判定が便利です。 合否が明らかな結果は問題がないですが、微妙な結果の場合は再判定をしたいケースもあるでしょう。 また不合格の原因究明をするために結果をみたいケースも考えられます。

そのような場合は手動による判定機能を用意しておくことをお勧めします。 一見無駄に思える機能ですが、必ず必要になるケースがあります。 特に自動判定を導入した直後には、自動判定を評価することも必要です。

ソフトウェアを安価に作る

ソフトウェアの開発工程には、設計を行う前に『要件定義』という工程があります。 作りたいソフトウェア(システム)のイメージを定義するためのものです。 このイメージをもとに、ソフトウェア(システム)全体の設計が始まります。

できればこの要点定義をまとめた定義書をお客様で作り、ソフトハウスに渡しましょう。 要件がまとめっていると、開発コストが軽減できます。

ティアーズコンピュータの技術紹介.

仕様の代わりに試作を作る

なかなか仕様がまとまらない場合は、ご相談ください。 このような場合は、画面周りなど目に見えるところだけでも試作をするとイメージが湧き、作りたいソフトウェアが明確になります。

当社はお客様の商品開発を通じて、試作から商品となるソフトウェアを数多く作ってまいりました。 一見遠回りな開発に思えますが、仕様書を繰り返し修正して議論をするより、早く完成することもあります。

試作ではどんな言語を使うか

ティアーズコンピュータのエンジニアは、新人エンジニアを除いて全員が複数のプログラミング言語に精通しています。 お客様のご希望に合わせたプログラミング言語で作成しますが、もし選ぶとしたら簡単に確認できる「VBA」をお勧めします。

ご存じのとおり、VBAはMicrosoft Excelに付属されていますので、手軽に動作の確認ができます。 過去にはVBAで作られたプログラムで十分な機能であることが分り、試作がそのまま活用されたケースもあります。

ご提案.

ソフトハウス選び

お客様にとって、小回りが利くソフトハウスを見つけると、メリットが大きいと思います。 何か困ったことがあれば、相談に乗ってくれるソフトハウスは便利な存在です。 コンピュータ関係の情報を提供しくれるようなソフトハウスならば、なおさらビジネスにプラスとなるはずです。

もしシステムの開発などで困った場合は、お近くのソフトハウスに相談しましょう。 相談できるソフトハウスがない場合は、お気軽にティアーズコンピュータまで電子メールでお問い合わせください。

ご相談は電子メールでお願いいたします。

info@tears.co.jp